かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

仕事

余白を信じる

2月はもともと日数が少ないうえ、祝日が2日もあるので実働時間は短くなります。ですが、やるべきことはそれに応じて減る訳ではなく、むしろ年度末の締め作業や時期を問わない駆け込み案件のお陰で業務時間は増えていたように思います。特に2月は会議がとても…

とても嬉しかったこと

今日、会社全体の飲み会で、昔の上司に久しぶりに挨拶をしました。その人は私の新人時代の教育担当で、自分にも他人にもとても厳しいことで有名でした。ある一時期は毎日のように泣きながら帰ることになったくらい、接するほどに自分のふがいなさを突きつけ…

ただいま日本

帰国便の扉を出てボーディングブリッジに入ると、ぬるく湿った空気が体を包みました。何よりも日本を感じる瞬間です。ああ帰ってきてしまったなと思います。 行く前にはあんなに緊張して夜も寝付けないほどだったのに、行ってしまえば日々楽しさしかありませ…

完全復帰に向けてまた一歩

先日、職場の産業医との面談がありました。私の今の勤務形態は復帰後の観察期間のようなもので、実のところまだ身分は休職扱いです。残業も出張も禁止で、業務量も軽減した状態で問題なく業務がこなせるかを確認するための期間なのです。 一つの節目が今月末…

天職を大事に

自分の担当しているプロジェクトが少しずつ動き出し、来週は顧客と打ち合わせを待つことになりました。久しぶりの英語での議論になるので少し緊張します。それと同時に嬉しく思ってもいます。いつでもどんな相手でも、顧客やその候補、共同研究先と話すのが…

出来事に人格を重ねない

業務もずいぶん板についてきて、実験も元の通りこなせるようになってきました。そうなると顔を出すのが、私の中の完璧主義的な部分です。大半のことは受け流せるのですが、研究に絡むことがいい加減になっていると苛々してしまうのです。 機器のエラーメッセ…

飲み会はやはり楽しい

今日は本当に久しぶりの職場メンバーでの飲み会でした。コロナ禍もあり自粛ムードが続いたあとに自分が休職してしまい、思い返せば3年以上ぶりです。 やはり職場の人と社外で飲むのは楽しいです。生産性が厳しく問われるようになり職場での雑談がほぼ皆無に…

名前をつける

今期のNHKの連続テレビ小説『らんまん』が、だんだん面白くなってきました。日本の植物分類学の草分けである牧野富太郎さんをモデルとしたドラマです。最初はただの植物好きの変な人だった牧野氏が東京帝国大学の研究室にもぐりこみ、近頃では世界的な植物学…

3を乗り切った

今日で復職して3週間になります。3のつく節目は何かと危ないといわれていたのを思い出して、何事もなく乗り越えられたことに安心しています。ちょっとしたミスやトラブルはあれど、休職していたことを自分でももう忘れそうなほど順調な日々が続いています。…

ちょっとした失敗で気づけたこと

人にとっては本当にどうでもいい、ただ自分ではちょっとびっくりするようなミスをしてしまいました。会社支給のノートパソコンを会社のオフィスの机の上に置いてきてしまったのです。それ自体は全く問題ないのですが、私は明日は在宅勤務を予定していて、そ…

資質を強みに育てる

会社の人事研修の一環で「ストレングス・ファインダー」というテストを受けました。自己分析ツールとして有名なものなので、もしかしたらご存じの方も多いかもしれません。私は初耳でしたが、受けてみてとても良かったです。 テスト自体は有料で3000円ほど(…

徐々に仕事の軌道に乗れてきました

復職して2週間、今週も無事に平日を終えました。時短勤務だと時間が過ぎるのがあっと言う間です。仕事をしていない時間が多いと、思っていたよりもいろいろなことができます。落ち着いた頭で本や論文を読んで、ジムでまとまった運動をしてもまだ時間がありま…

好きの純度を保つ

昨日、昔書いた日記にコメントをくださった方がいて、それをきっかけにその文章を読み返しました。プロフェッショナルとして完璧な仕事をしなければならない、と悩む自分がそこにいました。そうあるために、自分の持ちうるすべての資源を投入してしまうのが…

不安を見つめすぎないように

昔から寝つきが悪くて、寝ている間にも何度も目が覚めてしまうたちです。社会人になってからは特に、日曜日の夜に全然眠れないことが何度もありました。いつものことだからといって慣れてしまうわけでもなく、だいたい月曜日の朝の気分は低調です。例にもれ…

仕事を意識に乗せない練習

職場復帰して改めて感じるのが、ふとした瞬間に仕事のことが頭に浮かんで、すぐにそちらに意識が引っ張られてしまうことです。例えば勉強中、食事の間、はたまたふと目が覚めた瞬間などです。 起きている時はまだ、仕事に本格的に意識が向く前に別のことに切…

身体の声を聞く

昨日は職場外での事務的な研修があり、今日から晴れて職場復帰となりました。とはいえ最初は慣らしのため、半日出社をしばらく続けることになります。 久しぶりに元の職場に戻るのにあたって、やはり緊張や不安がありました。どんな顔と声で過ごせば良いのか…

復職後の瞬発力と持久力

休職してしばらくたったころに知人に勧められたのが、森下克也さんの「もしかして、適応障害?」という本でした。不調が身体に出るか精神に出るかの違いはあったにせよ、過労が原因で休職に至った私にとってはとても身につまされる内容でした。 休職する直前…

復職面談の日

■朝 先週末に、復職前の主治医の診察がありました。先日に受けた各種検査の数値に問題はありませんでした。主治医からの復帰大丈夫そうですか、との質問に不安はあると答えると、まぁそんなものですねと返ってきました。そりゃそうですよねと軽く笑いあって…

新人時代のやってしまった思い出

私の勤めている会社では、入社して1か月ほどの間は新入社員向けの集合研修があります。その最終日に配属先が発表され、翌日に配属先に出向いてその職場での勤務を開始します。その初日にやってしまった、馬鹿みたいなちょっとした失敗があります。 前日の夜…

だれも見た事のない場所へ

「地球の出」という写真があります。アポロ8号の乗組員が撮影した、月の地平線から半円形の地球が昇るさまを撮影した写真です。黄色みがかった灰色の月の地面とただ真っ黒な宇宙、それをくり抜いたように青い地球が写っています。この写真を初めて見たのは…

怖い夢にもらった勇気

明け方にとても怖い夢を見ました。 私は実験をしていて、その向かいで後輩も実験をしています。後輩が使おうとしている実験機器は、不適切な扱いをするとある一定の確率で大事故を起こします。彼がまさしくその不適切な使い方をしようとしていて、すんでのと…

私を励ましてくれる桜

忘れられない桜の景色があります。博士課程の2年目に民間企業への就職を目指して就職活動をしていた時に、東京駅の駅前で見た桜です。 その頃は研究で行き詰っていて、卒業に必要な論文数をそろえられる見通しも立たず焦っていました。実験を仕掛けてから最…

仕事の割り振りをうまく出来るようになりたい

体調を崩して休職に至った理由の一つは過剰な業務量だったのですが、業務過剰に陥った理由のなかで大きいのが「人に仕事を投げられない」ことでした。人に仕事を割り振って任せることがうまく出来ず、自分の仕事ばかりが溜まって消化しきれなくなったのです…

夜明け前が一番暗い、と思いたい

職場復帰を考え始めてもいいかもしれませんね、と、担当医に言われました。会社側も同じ意見で、あと1,2か月のうちに再出社ということになりそうです。休職時はあれほど戻りたいと思っていた仕事なのに、いざそれが見えてくると不安で逃げ出したくなりま…

前に進んで、幸せを探す

朝、すこし暗いうちから起きだして豆を挽き、コーヒーをいれる。前日に買ったお菓子か納豆ご飯をたべ、コーヒーを飲んでから新聞を読む。その傍らで、窓の外で小鳥が水浴びをして、餌台に置いたひまわりの種を持っていく。徐々に日が上がっていき、目の前の…

電車の混雑はやっぱりつらい

昨日、用事を済ますために電車に乗って出かけました。私の住んでいる地域を通る路線は、郊外のわりに比較的混雑していて、通勤時にはいつも満員です。今日はそんな電車でモヤっとしたことを書こうと思います。 昨日は昼ごろに出かけて、それでもまだ電車には…

仕事を愛するということ

仕事をする上で大事にしているのは、仕事を愛することです。もちろん技術的なことは重要で、それはそもそも持っている(あるいは磨き続けていく)ことが前提です。でも、それができるのも、仕事に対して愛情があるからです。 愛する、という情緒的な言葉でな…

休職直前に悩んでいたこと

休職しはじめてから半年ほどが経ちました。しっかり休養が取れはじめてからは体調も上向きで、日々悩むことなく過ごしています。つらいことに目を向けられるこの機会に、自分が休職直前に何を悩んでいたのかを書き残しておこうと思います。 長いし愚痴のよう…

今やっている仕事、学んでいること(書く習慣1か月チャレンジ②)

おはようございます。かもさんです。 書く習慣1か月チャレンジの2回目、今日のテーマは「今やっている仕事、学んでいること」です。 早々にテーマからずれますが、タイトルと冒頭文が重複するのが気持ち悪いので、 今後見直していこうと思います(いつか)…