かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

とても嬉しかったこと

今日、会社全体の飲み会で、昔の上司に久しぶりに挨拶をしました。その人は私の新人時代の教育担当で、自分にも他人にもとても厳しいことで有名でした。ある一時期は毎日のように泣きながら帰ることになったくらい、接するほどに自分のふがいなさを突きつけられる人でした。でもそれ以上に、その人のことを尊敬していました。

 

互いの異動があり接することが少なくなってからは、すれ違う時に軽く挨拶を交わす程度の間柄になりました。何か恐れに似た気持ちが、その人に対する態度をぎこちなくさせていました。でも一方で、いつか仕事で認めてもらいたい、頑張っているなと言って欲しいという思いがずっと心の中にありました。その思いが、仕事に対する動機づけとなっていたことは否めません。

 

そんな人から今日、また一緒に仕事がしたい、同じ部署に来てくれたら嬉しいと言ってもらえました。自分の耳が信じられず、感情が追いつきませんでした。帰りの電車に乗ってようやく、嬉しいという気持ちが湧いてきました。それでも、時間が経ってしまったせいで、実は酔った頭が作りだした妄想なんじゃないかと疑う気持ちが傍らにあります。

 

頑張ってきて良かった、と心から思います。なにを成し遂げた訳ではないけれど、目標が一つ叶ったような気がします。部署が離れても遠くから少しでも見てくれていたんだと思うと、ありがたい気持ちでいっぱいです。

 

その評価に恥じない自分であれるように、明日からもまた頑張ります。今の気持ちを忘れないために、久しぶりにここに文章を書きました。