かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

完全復帰に向けてまた一歩

先日、職場の産業医との面談がありました。私の今の勤務形態は復帰後の観察期間のようなもので、実のところまだ身分は休職扱いです。残業も出張も禁止で、業務量も軽減した状態で問題なく業務がこなせるかを確認するための期間なのです。

 

一つの節目が今月末、3ヶ月の観察期間終了時です。先日の面談は、それに先立って健康状態や勤務状況を確認するためのものでした。

 

自分としては問題なくここまでの2ヶ月を過ごしています。体調面も特に崩れることはありませんでした。そして何より、時に浮き沈みはあるものの、仕事自体をとても楽しく感じています。自分が作り出したものが産業の進展や顧客満足に繋がること、それに加えて研究分野の最前線に立ち結果を出していけること、時に研究対象が見せる驚くべき結果と向き合える可能性に、プレッシャーを越えて改めて喜びを感じるのです。

 

産業医にもそれが伝わったのか、面談はあっけなく前向きな雰囲気で終わりました。このまま行けば、8月末の完全復帰は間違い無さそうです。

 

あとは自分がやり過ぎないよう、同じ間違いをくり返さないように注意するだけです。最近読んだ本に、「過去の自分の最高成績を未来の自分の合格点にしない」とありました。最高の結果を得たときには、自分由来の要因だけでなく、環境や運などの他者由来の要因もあったはずです。それを何度も目指すのも最高値を更新するのも大いに結構なこと、でもそれを最低ラインとしてそれ以下の結果を否定すると、自分が辛くなってしまいます。

 

継続して良い結果を出していくために自分がどうあるべきか、周りの環境をどう整えてゆくか、しばらくは自分自身に試行錯誤を許して進んでいこうと思います。