かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

復職面談の日

■朝

先週末に、復職前の主治医の診察がありました。先日に受けた各種検査の数値に問題はありませんでした。主治医からの復帰大丈夫そうですか、との質問に不安はあると答えると、まぁそんなものですねと返ってきました。そりゃそうですよねと軽く笑いあって、診察は終了しました。

 

今日は復職前の産業医•上司との面談があります。先週末の笑いはどこへ、といった具合に、昨日は不安で寝つけませんでした。今、職場に向かう電車の中でも、やはり少し動揺している実感があります。急に病院送りになって姿を見せなくなった私を周りはどんな目で見るのか、これからちゃんと働くことができるのか、そしてまた体調を崩してしまうのではないかと怖くてたまらないのです。

 

ある本によると、復職直前には先が想像できない上に職場での反応を生々しく考えてしまって悪い想像を膨らませやすく、一番不安になるそうです。まさに教科書どおりの反応でちょっと笑ってしまいます。それでも、怖さや不安などのネガティブな感情が自分の中に存在していることを認めているぶん、休職前よりは進歩しているかもしれません。以前なら、そういった感情は無理やりポジティブな感情に変換するか分析的に眺めて細分化して、無かったことにしていたはずです。

 

書いていたら少し落ち着いてきました。よかった。

 

■昼

面談が終わり、会社側からも復職が承認されました。明日からしばらく、時短での勤務が始まります。

 

面談は思った以上にドライな雰囲気でした。心配されすぎたり、気を使われすぎたりするのではないかと不安でしたが、さらっとしたもので安心しました。

 

思えば私は沢山いる社員の一人だった、というのが大きな気づきです。それは決してやさぐれている訳ではなく、普通のこととしてそこに思い至ったのです。自分一人で考えていると、どうしても自分に向ける意識が大きくなります。でも実際には、自分が思うほど世の中は自分のことを気にしてはいないのです。当たり前のことなのに、渦中にいると気づかないものだなと思いました。

 

明日から徐々にまた、社会人としての日々が始まります。今日感じたことを忘れないでいようと思います。

 

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今日から通勤電車の中で、携帯で文章を書くことを試しています。フリック入力に慣れない上に、変換ミスばかりしてしまいます。。時代についていけていないようで少し悲しいです。