かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

資質を強みに育てる

会社の人事研修の一環で「ストレングス・ファインダー」というテストを受けました。自己分析ツールとして有名なものなので、もしかしたらご存じの方も多いかもしれません。私は初耳でしたが、受けてみてとても良かったです。

 

テスト自体は有料で3000円ほど(種類によって異なる)で受験できます。30分ほど選択式の質問に答えると、自分が潜在的に持っている資質が回答されます。その資質とはどのようなものか、今後どう育てたらいいか、また弱点となりうるポイントはどこか、といった助言もかなりのボリュームで返ってきます。

 

私の持っている資質は「収集心」「学習欲」「内省」「達成欲」「競争性」でした。レポートに書かれていた内容をまとめると、収集心により知識とアイデアを求め、学習欲によって熱心に自分を高め、内省によって自己を洗練させ、達成欲によって強い内的な自己動機付けを得て、競争性によって自分を高める、そんな性格の傾向を持っているということのようです。

 

これらの資質を自分のキャリアと紐づけて強みと言えるまで育てていきましょう、というのがこのテストの目標とするところです。それは業務の中で行うとして、この結果をもらった時に、単にすごく自分を肯定されたような嬉しい気持ちになったんですよね。自分にもちゃんと資質があると認められたような気がしたのです。ついつい、他の人たちと自分を比較してはできていないところ探しを始めてしまう癖が私にはあります。でも、私には私の、他の人にはその人の独自の資質があるのだと目に見えて示されたことで、ずいぶん楽な気持ちになりました。

 

それに、いま自分が好きだと思って続けている事柄(仕事や自己研鑽)と、自分の持っている資質が比較的一致していることが分かったのも良かったです。自分の弱点はどうしても意識してしまいがちで、それを矯正しなければいけない気がしてしまいますが、もともと資質がある部分を伸ばしていくほうが強みを作っていく上ではいいようです。不得意なことはその資質を持っている人と分け合っていけばよく、人と支えあうために自分が何をしていけばいいか少し明確になった気がしました。

 

なんだか回し者みたいな文章になってしまいましたね(笑)。でも、自分に何となく自信がないと感じていた私にとっては、とてもいいテストでした。