かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

不安から出てくる嫌な自分、それを乗り越えるための第一歩

自分の居場所をいつも追われている気がする、誰かが自分の居場所を奪いに来る気がする。そんな風に思うことがしばしばあります。所属しているグループに新人さんが入ってきたときや、仕事で同程度のスキルを持った人が部署に配属されたときに、そういった感覚が強くなります。いつもの暮らしの中でも、ふとそう言った感覚に襲われて足元がソワソワする時があります。

そんな時、自分の居場所を奪いそうな人に対して強く当たってしまったり、自分のほうが優れていると周りにアピールしたりする自分に、本当にいやになります。相手はその気がないかもしれないし、居場所は1人分しかないわけじゃないし、なにより自分がその場所にそこまでこだわる必要もないかもしれない、とは頭では分かっているのですが…。

 

この感覚があるから、人一倍努力できてモチベーションも維持できるのです。なので強いてみれば長所ともいえるかもしれません。ですが、何かにおびえながら頑張り続けるのは少し不健全に感じます。頑張って得たものに達成感があまりなく、すこし逃げ切れたという安堵感があるだけで、すぐにまた走りださなければならない。いつまでたっても、弱い野生の草食動物のようです。

 

なぜこういった考え方になってしまうのか、色々な解釈ができます。育ち方、社会や人間関係の変化、経済状況、など、思い当たることはたくさんあります。ただ、理由が分かったところで解決できるものではありません。それに、同時代で似た環境で育った人が、みな同じ悩みを持っているわけでもないように思います。物事に接したときのとらえ方の違いで、感じ方も変わるのかもしれません。

 

とらえ方をよい方向に向けるために、「認知行動療法」という手法があるそうです。うまく身に着けられれば、不安感や人への敵対意識を少しずつ薄めていくことができるかもしれません。そう思って、この手法についての解説本を読み始めることにしました。

 

自分の嫌いなところを小さくするための手法が学術的に体系立てられている、それが手の届く範囲にある、というのは本当にありがたいことだなと思います。

 

書く習慣1か月チャレンジ、今日は「自分の嫌いなところ」というお題でした。