かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

音楽で涙してしまう

金曜ロードショーで、「天使にラブソングを」が2週連続放送されていました。この映画は昔から好きで、年末になると、今年は放送があるかつい調べてしまいます。Amazonでもレンタル視聴できるのですが、好きなものが放送されているのを見るのは特別感があってうれしいです。

この映画では、修道女に扮した歌手が、さびれた修道院ややさぐれた高校生を歌の力で立て直していく物語です。なので、物語の要所で聖歌(ゴスペル調などにアレンジされたもの)が歌われます。今年の放送を見ていて、この聖歌の部分でびっくりするくらい涙が出ました。悲しいとか感動したではなく、ただ涙がボロボロ出る状態でした。

 

歌や曲を聴いているときに時々、こうやって涙が出ます。まるで耳と目がつながっていて、音を感じたら何の感情も介さずに勝手に涙を出しているような感じです。初めてそうなったのは、小学生の頃にカーペンターズの「I Need To Be in Love」のイントロを聞いた時で、歌詞も知らない海外の曲で涙が出るのにはすごく驚きました。また、私はクラシック音楽のコンサートに行くのが好きなのですが、聞いたことのない曲であっても、何度も聞いた曲であっても、やはり時々こうやって泣いてしまうときがあります。

 

我ながらちょっとナーバスすぎるのではと思っていたのですが、最近のNHKの番組(下のリンク)で、音楽の楽しみ方は大きく5つに分類され、そのうち1つで音楽で涙が出るような状態が挙げられていました。

www.nhk.or.jp

また、その番組によると、音楽を聴くときに脳は常に次の音を先読みしていて、予測通りの結果を得られた時に「報酬(快感)」となる物質が分泌され、涙が出る状態につながっているそうです。面白いことに、すこし予測が外れたときにもまた報酬が発生し、ずっと音楽を聴き続けていたい気持ちが出てくるとのことでした。「天使にラブソングを」の歌に涙が出たのは、普段想像する讃美歌とすこし違う、アレンジされた曲に脳が反応したせいかもしれないです。

 

この映画を見るたびに、聖歌隊っていいなあ、入ってみたいなあと思うのですが、キリスト教徒でもないしと二の足を踏んでしまって、結局お風呂場で鼻歌を歌うにとどまってしまうのでした。

 

書く習慣1か月チャレンジ、今日は「最近泣いたこと」という題でお届けしました。