かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

顔の見えない勉強友達

当座の目標にしていた資格を3月までに取り終わったので、次の目標にTOEICを置いて勉強を始めました。英語運用能力をはかるための試験に対して対策をする、というのは少し違和感があるのですが、やり始めると楽しくなってつい熱中してしまいます。また、TOEICの勉強を通じて、イギリス語でもアメリカ語でもないTOEIC語のような英語(シンプルに標準化された英語)をノンネイティブの人々が習得するのは、すくなくとも仕事で英語を使う上では良いことなのかもしれません。

 

出来栄えはさておき、リーディングの問題を解くのはとても楽しいです。そういえば学校でも国語の授業が好きで、それは文字を読むことが好きだったからでした。教科書で読む文章も、テストで出てくる物語の端切れのような文章も好きで、授業はそっちのけで文章の世界に没頭してしまうこともありました。英語はそこまで得意ではなかったので英文の授業でそうなることはなかったのですが、最近になってようやく英語のテキストの文章を味わえるようになってきたのかなと思います。

 

問題集をよく買うようになって、はじめは新品を買っていたのですが、最近ではAmazonの中古の問題集にも手を出すようになりました。その場合、届いてから中身をみるまで少しどきどきするのが問題集の状態です。時々ひどく折り目がついていたり、答えが書き込まれていたりしてがっかりしてしまうからです。

 

直近で買ったリーディングの問題集には、昔使っていた人のメモ書きが少しずつ残っていました。最初はそれに少し戸惑ったものの、だんだんそのメモを読むのが楽しくなってきました。自分と同じ場所で間違えた痕跡があるとそうだよねぇと思い、考え方のコツが書き込まれているとなるほどと思い、問題の横に「これは難しい!」と書かれていると「わかる!」と共感してしてしまったりしていました。

 

むかし、テストの前に友達の家で一緒に勉強するんだといって集まっていたことを思い出します。あの頃も、同じ問題を解いては「分からない」「テストやばい」と笑いあっていました。当然のように勉強は全然はかどらず、でもそうやって過ごす時間が楽しかったのです。

 

問題集のメモの主とも、時間軸は違えど楽しい時間を過ごさせてもらえました。残念なのが、その人は途中で時間切れになってしまったのか、後半の部分は全く手つかずの真新しい状態だったことです。そろそろ一人で集中してやりなさい、ということなのかもしれません。試験までもう少し、がんばろうと思います。

 

今週のお題「メモ」