かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

大切な人について書くことは難しい

先週末にソウルにいきました。およそ3年ぶりに海外に出ました。街中にあふれるさっぱり読めないハングルの広告や、あっけにとられるほど細長く密集して並ぶマンション、その足元に延々と広がる昔ながらの市場など、普段と違う光景に胸が躍りました。入出国の手続きは思った以上に簡単でスムーズでした。

 

旅行に出かけたときはいつも、できるだけその土地を歩くようにしています。バスや地下鉄だと通り過ぎてしまうような何気ない景色を眺めながら歩いていると、本当に楽しいです。時には何もない住宅街を延々と歩く羽目になりますが、自分の住む地域との違いや飼われている犬猫、そのあたりに住む鳥などを見るのも興味深いものです。

 

今回の旅行では、2泊3日で合計9万歩ほどを歩きました。真ん中の日に5万歩強、朝から晩までソウルの中心部を歩き回りました。特に何をするでもなくぶらぶらと、お腹がすいたらそのあたりの適当な定食屋や屋台に入りながらしていました。途中でふとスーパーマーケットに寄りたくなりGoogle mapを見ながら目指したのですが、どうも主なところは日曜定休のようで、3店舗連続で開いていず諦め、まただらだらと歩いて過ごしました。

 

そんなこんなを一緒に過ごしていたのが配偶者です。お互いぶらぶらするのが好きで、計画も何もなく横並びに歩き、取るに足らない面白いものを見てにやにやとし、びっくりするようなものには一緒に口をぽかんと開けて驚いていられる関係でよかったなあと思います。

 

書く習慣1か月チャレンジ、今日は「一番大切な人」についてでした。このお題については間違いなく配偶者という答えになるのですが、いざ書こうとすると身近すぎて、また恥ずかしさや照れもあって何を書けばいいかわからないものです。昨日いちにち、この人について何を書こうかなと思いながら眺めていると、お互い年を取ってきたなぁとしみじみ思いました。