かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

寒い朝は鳥も寝起きが悪い?

昨日から気温がぐっと下がりました。朝に日が射さないので、すっきりと起きるのが難しいです。ヒトがそう言うのはよく聞くのですが、野鳥もそうなのかもしれません。

 

我が家のベランダに、野鳥観察のためのWebカメラを設置しています。動体検知して録画してくれるのでとても便利です。最近のお客さんは、シジュウカラヒヨドリ、スズメです。それぞれ特徴があってかわいいです。シジュウカラはきりっとした立ち方と多彩な鳴き声、スズメはこの時期特有のふっくらとした大福のような姿、ヒヨドリはつねに逆立った頭と意外に人間的な動き、それぞれにかわいらしさがあり見飽きません。

 

昨日の朝のカメラの画像を確認すると、いつもは明るくなってからやってくるシジュウカラが、暗いうちから映りこんでいました。

水飲み場として設置している植木鉢の皿のふちで、長い間ぼんやりしています。普段はちょこちょこと素早く動き回っているシジュウカラにしては珍しいことです。数十秒ほど動かないのでカメラがフリーズしたかと思ったのですが、ふと水を飲んで、そのまま皿の水の中に落ちてしまいました。それでもびっくりするでもなくまたぼんやりして、その後飛び立っていきました。

先日の新聞に、多くの鳥の足は寒さを感じづらいようにできているとの解説記事がありました。体の表面温度と外の気温の差があると寒さを感じるのですが、鳥の足の付け根にはあえて足の表面温度を下げる仕組みがあり、冷たい水を触ってもあまり寒く感じないのだそうです。また、体の表面の羽毛が空気の層を作っていて、水に体が浸かっても実際は水に触れないため、水の冷たさを感じずに済むようです。とはいえ、気温がもうすぐ氷点下という寒い朝に、まるで温泉にでも入っているかのように水に浸かってぼんやりとしている小鳥を見ると、本当に大丈夫なのかなと思ってしまいます。

 

この鳥はもしかしたら病気なのではないかと心配していましたが、日中には元気に水浴びをしていました。ただ寝起きで動きが悪かっただけのようです。もうあと数か月で繁殖期、かわいらしい幼鳥を引き連れて飛んでいく姿が楽しみです。それまでがんばって冬を生き延びてほしいものです。

 

書く習慣1か月チャレンジ、今日は「今日あった一番印象的な出来事」がテーマでした。身の回りに目を向けると、面白い出来事がたくさん転がっていますね。