かもさんのひそひそ話

耳をすませば聞こえてくるよ

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

前に進んで、幸せを探す

朝、すこし暗いうちから起きだして豆を挽き、コーヒーをいれる。前日に買ったお菓子か納豆ご飯をたべ、コーヒーを飲んでから新聞を読む。その傍らで、窓の外で小鳥が水浴びをして、餌台に置いたひまわりの種を持っていく。徐々に日が上がっていき、目の前の…

結局のところ神頼みではうまくいかないのかもしれない

神社やお寺、道端のお地蔵さんを拝むのが好きです。古い建物が多く残っている町に生まれたので、通学路のそこかしこに小さい祠や地蔵堂がありました。幼稚園に通うときはいつも、手を引く祖母と一緒にひとつづつお参りをしていました。 祈りの内容はたわいも…

私を支えてくれることば

イタリアに暮らし始めて、イタリア語教室に通ってしばらくたったころのことです。勉強してもイタリア語で会話する相手が限られたり、文章を書いたりする機会が少ないと、なかなか上達しないと感じました。イタリア語を話す人々が周りにあふれていたとしても…

電車の混雑はやっぱりつらい

昨日、用事を済ますために電車に乗って出かけました。私の住んでいる地域を通る路線は、郊外のわりに比較的混雑していて、通勤時にはいつも満員です。今日はそんな電車でモヤっとしたことを書こうと思います。 昨日は昼ごろに出かけて、それでもまだ電車には…

水道管凍結の思い出

この冬一番の強い寒波が来た夜、雪は降りませんでしたが風の音がずっと続いていました。朝になって窓を開けると、外は特に何の変化もなくすっきりと晴れたいい天気になっていました。雪景色を少し期待していたので、肩透かしをくらった気になりました。 昨夜…

寒い朝は鳥も寝起きが悪い?

昨日から気温がぐっと下がりました。朝に日が射さないので、すっきりと起きるのが難しいです。ヒトがそう言うのはよく聞くのですが、野鳥もそうなのかもしれません。 我が家のベランダに、野鳥観察のためのWebカメラを設置しています。動体検知して録画して…

仕事を愛するということ

仕事をする上で大事にしているのは、仕事を愛することです。もちろん技術的なことは重要で、それはそもそも持っている(あるいは磨き続けていく)ことが前提です。でも、それができるのも、仕事に対して愛情があるからです。 愛する、という情緒的な言葉でな…

想像力と人とのつながり

人と話すとき、相手が出した言葉の背後になにがあるのかを想像しながら話を聞くようにしています。その日の気分、直前におこった出来事、その人のこれまでの発言、出身地や国籍、人種、などです。同じ言葉でも背後にあるものが違うと捉え方が変わるからです…

過ぎた日の輝きが今の自分を照らしてくれる

少し前まで、イタリアに住んでいました。いわゆるローマ(スペイン階段やコロッセオのある地域)から車で1時間ほど走ったあたりです。家の近くには放牧地があり、ときどき羊の群れが幹線道路を渡って移動していくのが見えました。 ある程度は英語が通じて日…

現在の自分は、過去の選択の積み重ねの結果

後悔をしたことがありません。もしかしたらしているのかもしれないですが、記憶に残っていません。われながら便利な性格だと思います。 選択肢の前にたった時には、自分が納得した道を進むようにしています。そのとき、自分自身が答えを持っているということ…

カテゴリではなく個を見たい

応援や感動を強いられることが嫌いです。とくにスポーツの国際試合の観戦の際の、自国を応援しなければならない、自国が勝ったら喜ばなければならない、という雰囲気が好きになれません。オリンピックやワールドカップに対しては、後ろ向きの気持ちになって…

自信をつけるということ

好きなタイプはと聞かれたら、自信のある人と答えます。昔から、男女を問わず自信のある人に惹かれます。自信がある、を掘り下げてみると、周囲の状況に対して自分の姿勢を明らかにすること、何か問題があるときに対処できること、感情の動揺をネガティブな…

モノはあまりいらないけれど

ここ数年、物欲がさっぱりとなくなりました。昔は買い物に出たら洋服や雑貨を何かしら買っていたのに、今は見るだけで満足です。買っているのは食べ物と本、清掃用品などの生活必需品くらいです。とはいえ、家は本で散らかっています。ちょっと休憩、とでき…

大切な人について書くことは難しい

先週末にソウルにいきました。およそ3年ぶりに海外に出ました。街中にあふれるさっぱり読めないハングルの広告や、あっけにとられるほど細長く密集して並ぶマンション、その足元に延々と広がる昔ながらの市場など、普段と違う光景に胸が躍りました。入出国の…

いつもそばに置いて読み返してしまう本

小学生のころから折に触れて読み返す本があります。村上春樹の「ノルウェイの森」です。住んでいた町の図書館で偶然目にとまったのが、読み始めたきっかけでした。 主な内容は東京に住んでいる大学生の恋愛模様で、地方のぼんやりとした小学生にはそういった…

決まりごとが多いほうが自由が増すこともある

学生時代に、弓道をしていました。袴と長い弓がかっこいいから、というのがきっかけでした。 初心者が急に弓を使えるわけではなく、作法も含めた動きの型を数か月かけて覚えることから始めました。道場に入ってからの歩きはじめに出す足や歩く道筋、矢を射る…